健やかに現代を生きる子育て。

地方都市で3歳・1歳姉妹を育児中の30歳の主婦。子どもの成長と、育児期の女性の健やかさを日々の中で考えるブログ。

【3歳・1歳の子育て|連載①】非認知能力って何?

 

最近、もりもりと本を読んでいます。

メインは、子育てや教育にまつわる本。
ペースは一日一冊くらい。

遊び、幼少期の環境、
お手伝い、習い事、旅、そして感性のこと。

色々なトピック、考え方に出会っています。

 

子育てには、これさえすれば大丈夫、という絶対の正解がなくて。

けれども子どもは、本当に本当に大切な存在で。
できる限りの愛情を、その子に合う形で届けたい。
できるだけ健やかに、自分らしく育ってほしい。

だからこそ、そのときどきで目に入るネットの情報に振り回されて、不安を埋めるためだけに何かを選ぶのではなくて。

いろいろな考え方を知ったうえで、我が家には何が合うのか。
娘たちには、どんな時間を多く渡していきたいのか。

自分なりのものさしを持って、考え、選べる親でいたいな、と思う今日この頃。

 

本を読むのは、誰かの考えをそのまま正解として受け取るためではなく、

専門家や、子どもや教育に長く向き合ってきた人の考えに、まとまった形で触れ、
そのなかから、自分たちの暮らしに持ち帰れるものを探したいから。

 

そんなふうにして、少しずつ自分の子育ての軸をつくっていけたらと思うようになりました。

 

 

そんななかで、最近よく目にするようになった言葉があります。

非認知能力」です。

 

粘り強さや自制心、好奇心、共感する力、創造性
テストの点数のようには測りにくいけれど、人生を長く支えていくと言われる力です。

 

けれど、言葉だけを聞くと少しふんわりしていて、実際にはどんな力のことなのか。
3歳と1歳の子どもたちの日常のなかで、親として何を大切にすればいいのか。

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私自身、まだ学びながら考えている途中。

この記事から全3回にわたって、OECDの考え方も参考にしながら、非認知能力とは何なのか、そして私がその大切さを感じ始めている理由を、自分なりに紐解いてみたいと思います。

 

テレビや習い事との付き合い方。
お手伝いや、子どもが自分で決める時間。
旅や、本物の体験に触れること。
そして、子どもの心にある「好き」や「きれい」を育てていくこと。

 

何か答え(らしきもの)が見つかるかもしれません。

本を読みながら考えたことと、3歳・1歳の娘たちとの日常を行き来しながら、今の私なりの子育てのものさしを書いていけたらと思っています。

非認知能力は、「目に見えにくい生きる力」

非認知能力という言葉は広く使われていますが、一般には、知識量や計算の速さのように数値で表しやすい力とは別の、粘り強さ・自制心・好奇心・共感・創造性などを指して使われます。

 

私はこれを、認知能力と反対にあるものではなく、知識や経験を、自分の人生で生かしていくための土台のようなものなのかな、と捉えます。

 

たくさんのことを知っていても、失敗が怖くて一歩を踏み出せなかったら。
得意なことがあっても、自分の心が本当に動くものを見失ってしまったら。

きっと、少し息苦しい人生になってしまいますよね。

 

だから私は、子どもたちが自分で世界に触れ、自分の心で感じ、

自分の人生を面白がっていけるような土台を、日々のなかで少しずつ育てていけたらと思っています。

OECDが整理している、5つの社会情動的スキル

OECD(経済協力開発機構)は、各国の経済や教育、暮らしに関するデータや政策を調査・比較している国際機関です。

OECDでは、非認知能力に近い考え方を社会情動的スキルとして整理しています。

大きく分けると、次の5つです。

1.課題に取り組む力

粘り強さ、責任感、自制心、目標に向かう気持ち。

たとえば、

靴を自分で履きたくて、何度もやり直すこと(朝は時間に追われるので「早く!」といってしまいそうになりますが笑)。
工作が思うようにいかなくても、「もう一回」と言うこと。

大人から見ると小さなことでも、子どもにとってはとても立派な挑戦です。

体を使うことが大好きな長女、公園では様々な遊具に挑戦

2.感情を整える力

感情をコントロールすること。
不安や悔しさに向き合うこと。
気持ちを少しずつ立て直すこと。

たとえば、

泣くことや怒ること自体が悪いのではなくて、気持ちが大きく動いたあとに、どう平常に戻ってくるか、とか。

イヤイヤ期や反抗期というのは、親子でその練習をしている途中なのかもしれません。

3.人と関わる力

自分の気持ちを伝えること。
誰かに声をかけること。
「いやだった」と言うことも、「いっしょにやろう」と誘うことも含まれるでしょう。

子ども同士のやりとりはまだまだ不器用で、ぶつかることも多いです。

でも、その不器用なやりとりの中で、人との距離感を少しずつ覚えていくのかなぁと思います。

姉妹喧嘩で泣いてしまうことも、しばしば



4.好奇心を持って考える力

「これなに?」
「なんで?」
「こうしたらどうなるかな?」

知りたいと思うこと。
自分なりに試すこと。
違う考えや、知らない世界に触れてみること。

たとえば、工作、公園、絵本、料理、虫、花、数字探し。などなどなど。
子どもの毎日のなかには、好奇心の芽がたくさんあります。

長女(3歳)、紫陽花を見かけるたびに手で触れ、匂いを嗅ごうとする



5.誰かと協力する力

共感すること。
信頼すること。
一緒に何かをすること。

順番を待つ。
おもちゃを貸す。
困っている人を見て「だいじょうぶ?」と言う。

こういうことも、日々の生活の中で少しずつ育っていくものなのだと思います。

OECDの調査では、こうした社会情動的スキルを「課題への取り組み」「感情の調整」「他者との関わり」「開放性」「協働」の5領域で整理しています。調査の主な対象は10歳・15歳なので、3歳と1歳の娘たちを評価するチェックリストとして使うものではありません。私にとっては、今日の子どもたちの姿を見るための、ひとつのメガネです。 (OECD)

娘たちは、もう毎日練習している

娘が「自分でやる」と言って、時間をかけて靴を履こうとするとき。

思うようにできなくて泣いて、それでもまたやろうとするとき。

公園で見つけた虫に夢中になるとき。
お姉ちゃんと妹で、同じおもちゃを取り合って泣いて、少ししてまた一緒に遊んでいるとき。

そういう姿を見るたびに、非認知能力って、特別な教材で急に身につけるものではないのかもしれないとも思います。

毎日のなかで、やってみて、失敗して、泣いて、工夫して、また誰かと関わる。

その繰り返しの中で、少しずつ育っていくものなのかもしれません。

海の見えるカフェの窓際で、古い絵本を開く娘

私が育てたいのは、心の中の宝石

娘たちの人生に願うこと。

それは、心の中に、美しい宝石を大切に持っているような人になってほしいということです。

苦しいことがあっても、その宝石の存在を心のどこかに感じながら、自分の人生を味わってほしいです。

 

非認知能力を育てたいと思うのは、粘り強く、効率よく、生き残れる子になってほしいからだけではありません。

教科書通りの正解を答案用紙に書くだけの人生にしてほしいわけでもありません。

 

娘たちには、自分で世界に触れて、自分の目で本物を見つめて、

その匂いを嗅ぎ、その音を聴き、

自分の心で感じて、

自分なりの答えを見つけ選択し、

選んだ人生を正解にしていってほしい、と願っています。

 

次回は、第2回の記事。

テレビや習い事との付き合い方について、子どもの時間を受け身だけで埋めずに、「能動の時間」と余白をどう守っていきたいかについて書こうと思います。

 

はじめて連載という形にしてみましたが、いかがでしたか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。